建築の賞
今まで数々授与してきた建築の賞の中でも、世界的に有名で、世界の中でも最も権威ある賞といわれているのが、イギリスの王立英国建築家協会(RIBA)が毎年表彰している、RIBAロイヤルゴールドメダルです。
これは、約150年にも及ぶ長きにわたる歴史を持つ賞で、世界的に優れた建築家に対して与えられてきました。
1965年には丹下健三氏が日本人としては初めてこの賞を受賞し、その後は1986年の磯崎新氏、1997年の安藤忠雄氏が受賞しています。
続いて世界的にも権威のある賞というと、アメリカ建築家協会が優れた建築家に対して送るAIAゴールドメダルがあります。
これはRIBAの150年という歴史には及ばないものの、約100年に及ぶ歴史を持つ賞です。
受賞者の決定に際しては、理事会による最終的な投票において4分の3以上の票を得なければならないという決まりがあるため、受賞者の該当者なしという年も、過去約40回ありました。
このAIAゴールドメダルを受賞するということは、それだけ厳しい審査があるということです。
日本人としては、1966年に丹下健三氏、2002年に安藤忠雄氏が受賞しています。
もうひとつ、世界的に有名な賞というと、プリツカー賞があります。
これは、1979年にアメリカの実業家、ジェイ・プリツカーが設立した建築家を表彰する賞で、毎年一人の建築家が表彰されています。
ジェイ・プリツカーは、アメリカのホテルチェーンであるハイアットホテルアンドリゾーツのオーナーであるプリツカー一族の一員で、現在ではプリツカー一族が運営しているハイアット財団が、建築家に対して賞を送っています。
副賞は10万ドルとブロンズのメダルです。
歴史的にはRIBAロイヤルゴールドメダルやAIAゴールドメダルには及びませんが、建築界のノーベル賞にたとえられることもあるほど、高い権威を持っている賞となっています。
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日本の受賞者
日本人は、1987年に丹下健三氏が、1993年には槇文彦氏が、1995年には安藤忠雄氏が受賞しています。
その他にも、国際建築家連合が表彰しているものとして、UIAゴールドメダルがあります。
これは、1984年から始まった賞で、3年に1度行なわれるUIA世界大会で表彰をされます。
これも、世界的に優れた建築家に送る賞となっています。
日本人としては、1993年に槇文彦氏、2005年に安藤忠雄氏が受賞しました。
次回に行なわれるUIA世界大会は、2011年で、これは東京で行われる予定です。
その他、世界的な賞としては、アーガー・ハーン建築賞があります。
これはイスラム教の教えに大きく影響を受けているため、イスラム社会に適した建築計画が行なわれていることが選考基準となっています。
そのため、受賞する対象はムスリムが中心となっている共同体と限定されていますが、この賞の副賞として贈られる賞金は最高50万ドルとなっており、これは世界の建築に関わる賞の中でも最高金額です。
このアーガー・ハーン建築賞は、建築計画に対して送られる賞ですから、RIBAロイヤルゴールドメダルやAIAゴールドメダル、UIAゴールドメダルと違い、建築家個人に贈られるのではありません。
建築計画に携わったグループや計画自体に送られるものとなっています。
他にも、銀の定規賞、ウルフ賞芸術部門、レーニン賞、スターリング賞、ソビエト連邦国家賞、ローマ賞、ショック賞などが世界的な賞としてあります。