建築士の試験

年に1回ある試験では、一次試験と二次試験があります。

一次試験は学科試験で、これに合格した者だけが、二次試験に進むことが出来ます。

二次試験は、設計製図の試験です。

もし一次試験は合格したけれど二次試験で落ちてしまったという場合には、翌年に限って学科試験が免除されるというメリットもあります。

多くの場合、一次試験は毎年8月の上旬、設計製図試験は10月の下旬に行なわれています。

また、建築士の資格試験には、受験資格も明確に決まっています。

一級建築士を受験する場合には、大学の建築学科または土木学科を卒業後、建築に関する実務経験が2年以上ある人、もしくは、3年制短期大学の建築学科または土木学科を卒業後、建築に関する実務経験が3年以上ある人です。

他にも、短期大学や高等専門学校の建築学科または土木学科を卒業した人は、建築に関する実務経験が4年以上、二級建築士の資格をすでに取得している人は建築に関する実務経験が4年以上あれば、一級建築士が受験できます。

二級建築士や木造建築士の資格を受験したい場合には、その受験資格は、次のようになっています。

大学や高等専門学校の建築学科卒業、もし土木学科を卒業した場合には、1年以上の建築に関する実務経験が必要になります。

高校の建築学科または土木学科を卒業した場合には、建築に関する実務経験が3年以上あれば、二級建築士や木造建築士を受けられます。

また、学歴を問わず、建築に関する実務経験が7年以上ある場合でも、二級建築士や木造建築士の資格試験を受験することが出来ます。

ただし、2008年(平成20年)11月28日の建築法の改正を受けて、2009年(平成21年)度の入学生から、受験資格についての学歴と実務経験が変わりました。

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建築士の資格取得

従来は、大学や短大、高専などで「所定の過程を修めて卒業」した後、必要な実務経験の年数が指定されていました。

一方改正後は、「国土交通大臣が指定している建築に関する科目を修めて卒業」した後に、必要な実務経験の年数が指定されるようになりました。

これによって、今までは大学などで建築士法に沿った内容の科目を設置し、学生はそれを受講することで単位を取得、卒業して実務経験を積むという形になっていましたが、改正後は、個人が今までに取得してきた単位や学習がどのようなものになっているかによって、実務経験の年数が変わるということになりました。

例えば一級建築士なら4年制大学に進んだ者はその大学で、また防衛大学や職業訓練校で学んだ者はその各学校で、二級建築士なら高校や中学で、学んだ内容や単位の取得状況がすべて受験資格に反映されるということになります。

そのため大学などでは、学生の単位の取得状況を一人ずつ確認しなければならなくなり、建築士の試験を受ける際には、単位取得の証明書を発行する必要が生じることになりました。

建築士の資格というのは、一級建築士に至っては2008年の合格率は8%となっているほど、狭き門です。

それだけ専門性が必要とされる仕事のため、より受験資格も個人の学習がきちんとなされていることを確認するようになったということなのでしょう。

取得は大変ですが、一度取得すればその後は非常に役立つ資格です。

建築に携わる仕事をしたいなら、ぜひ取っておく必要が出てくるでしょう。